
カナダ・ケベック州、アビティビ・テミスカマング地域の広大な森林地帯。その人里離れた湖のほとりの小屋で、3人の年老いた男たちが、ひっそりと質素な暮らしを営んでいた。自由を望み、家族と離れたチャーリー、元ミュージシャンのトム、画家のテッド、彼らは社会のルールに縛られず、自由気ままに人生の晩年を送っていた。そんなある日、具合の悪そうなテッドの様子を確かめにやってきたチャーリーは、小屋の中で息を引き取ったテッドを発見するが、引き取り手のいない死体を前に何とも言えぬ想いを抱く。そして後日、知り合いの甥っ子から60年以上、施設に閉じ込められていた老女ジェルトルードを紹介されたチャーリーは、行き場のない彼女にテッドの小屋に住む事を提案する。そして年老いた男女3人の新たな共同生活が始まるのだが…。